マネックスG (8698) 2020年2Q決算まとめ

概要

 ネット証券大手であり、日本と米国が最大市場。日本事業では個人投資家を、米国ではアクティブトレーダーをメインターゲットとして事業を展開しており、2018年にコインチェック株式会社を子会社化している。

業績予測

通期業績(単位:百万円)

 通期業績予想は未定としています。

決算期 売上高 営業益 経常益 純利益 EPS 利益率
2017.03 45,831 -15.6% 1,071 -79.0% 298 -91.6% 1.1
2018.03 53,635 17.0% 8,631 705.9% 6,730 2158.4% 24.3
2019.03 52,175 -2.7% 1,790 -79.3% 1,181 -82.5% 4.4
予想
四半期業績(単位:百万円)

 第2四半期決算では、売上高が前年同期比0.7%増の128億81百万円となり、純利益は51.2%増の8億30百万円となりました。

2019.03 売上高 営業益 経常益 純利益 EPS 利益率
1Q 13,612 14.9% 1,130 42.1% 1,196 171.2% 4.4
2Q 12,788 0.2% 700 -68.4% 549 -65.1% 2
3Q 13,716 -0.4% 1,393 -42.6% 951 -64.1% 3.6
4Q 12,059 -21.0% -1,433 -144.9% -1,515 -173.2% -5.7
2020.03 売上高 営業益 経常益 純利益 EPS 利益率
1Q 13,153 -3.4% 1,196 5.8% 849 -29.0% 3.2
2Q 12,881 0.7% 999 42.7% 830 51.2% 3.2


セグメント情報

①日本

 個人投資家を主要な顧客としており、株式等の受け入れ手数料、信用取引残高の増減、FXなどの売買動向が収益に影響を与えます。

②米国

 アクティブトレーダー層を主要な顧客としており、市場のボラティリティが増加すると収益に貢献する傾向にあります。また、顧客の預り金を運用することで金融収益を得ていることから、金利の動向が収益に影響を与えます。

③アジア・パシフィック

 香港拠点のマネックスBoom証券と、豪州拠点のマネックスオーストラリア証券で構成されています。

④クリプトアセット事業

 コインチェック株式会社で構成されており、仮想通貨市場の動向が収益に影響を与えます。

⑤投資事業

 投資事業は、マネックスベンチャーズ株式会社、MV1号投資事業有限責任組合から構成されています。

事業別売上構成(2019.03)

 事業別売上構成は、日本が52.2%、米国が41.4%、アジア・パシフィックが1.6%、クリプトアセット事業が4.1%、投資事業が0.8%となっています。

事業別業績推移(単位:百万円) 

 第2四半期決算では、主力の日本での売上高が前年同期比11.3%減収となる一方、米国が6.4%増収となりました。また、コインチェック株式会社からなるクリプトアセット事業は、前年同期比155.4%増収となりました。

2019.03 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
日本 7,064 0.1% 6,858 -5.4% 7,338 -17.1% 5,960 -23.1% 27,220 -11.9%
米国 5,194 14.2% 5,301 14.6% 5,624 19.7% 5,483 6.4% 21,602 13.6%
アジア・パシフィック 191 -20.1% 221 -1.8% 194 -13.0% 217 -10.0% 823 -11.3%
クリプトアセット 942 314 550 310 2,116
投資 222 93 -85.9% 10 89 -95.8% 414 -85.1%
2020.03 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
日本 5,997 -15.1% 6,082 -11.3%         12,079 -13.2%
米国 5,665 9.1% 5,640 6.4%         11,305 7.7%
アジア・パシフィック 204 6.8% 215 -2.7%         419 1.7%
クリプトアセット 1,275 35.4% 802 155.4%         2,077 65.4%
投資 12 -94.6% 142 52.7%         154 -51.1%

会社サイト

http://www.monexgroup.jp/