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富士通 (6702) 2020年度2Q 決算まとめ

概要

　産業エレクトロニクス大手5社の一角。通信・コンピュータ分野に強みを持ち、サーバー、ITサービスの国内トップ。次世代スーパーコンピュータ「京」も手掛けた。５G関連銘柄として注目されている。

 

業績予測

通期業績（単位：百万円）

　通期業績予想は、売上高が前年比5.1％減の3兆7500億円、営業利益が22.9％増の1600憶円となり、売上高営業利益率は前年3.3％→4.3％に改善しました。

決算期 売上高 営業益 経常益 純利益 利益率
2017.03 4,132,972 -12.8% 117,455 -2.6% 124,162 -5.8% 88,489 2.0% 2.8%
2018.03 4,098,379 -0.8% 182,489 55.4% 242,488 95.3% 169,340 91.4% 4.5%
2019.03 3,952,437 -3.6% 130,227 -28.6% 161,785 -33.3% 104,562 -38.3% 3.3%
予想 3,750,000 -5.1% 160,000 22.9% – – 125,000 19.5% 4.3%

 

四半期業績（単位：百万円）

　２Qでは、売上高が前年同期比2.4％増の9900憶26百万円、営業利益が331.5％増の676億75百万円となり、売上高営業利益率は前年同期1.6％→6.8％に改善しました。

2019.03 売上高 営業益 経常益 純利益 利益率
1Q 867,657 -6.0% 79,593 1507.3% 97,000 1210.1% 72,756 3285.6% 9.2%
2Q 966,887 -3.4% 15,682 -32.0% 20,211 -61.1% 8,375 -79.7% 1.6%
3Q 977,318 -2.6% -28,733 赤転 -25,853 赤転 -29,672 赤転 -2.9%
4Q 1,140,575 -2.7% 63,685 -55.8% 70,427 -58.6% 53,103 -53.4% 5.6%
2020.03 売上高 営業益 経常益 純利益 利益率
1Q 838,737 -3.3% 3,385 -95.7% 6,263 -93.5% 7,094 -90.2% 0.4%
2Q 990,026 2.4% 67,675 331.5% 74,542 268.8% 56,565 575.4% 6.8%

 

セグメント情報

事業 事業内容
テクノロジーソリューション サービス（ソリューション/ＳＩ、インフラサービス）、システムプラットフォーム（システムプロダクト、ネットワークプロダクト）から構成されている。５G関連事業を提供している。
ユビキタスソリューション Windows 7のサポート期限終了に対応した買換え需要が強く増収。
デバイスソリューション LSI、電子部品から構成されている。
その他 次世代スーパーコンピュータ事業、次世代クラウド事業、当社グループ会社向け情報システム開発・ファシリティサービス事業等が含まれている。

 

売上構成（2019.03）

　売上構成は、テクノロジーソリューション事業が75.8％、ユビキタスソリューション事業が12.4％、デバイスソリューション事業が11.8％となっています。

事業別売上高（単位：億円）　

　２Qでの事業別売上高は、テクノロジーソリューション事業が前年同期比6.1％増収、ユビキタスソリューション事業が27.5％増収、デバイスソリューション事業が34.4％減収となりました。

2019.03 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
テクノロジーS 6,643 -1.2% 7,447 1.0% 7,643 3.3% 9,502 5.3% 31,235 2.3%
ユビキタスS 1,153 -25.1% 1,299 -22.0% 1,231 -25.8% 1,414 -20.2% 5,097 -23.2%
デバイスS 1,313 -3.0% 1,327 -7.8% 1,331 -6.1% 897 -35.4% 4,868 -13.0%
その他/消去又は全社 -433 赤拡 -406 赤縮 -432 赤縮 -409 赤縮 -1,680 赤縮
2020.03 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
テクノロジーS 6,646 0.0% 7,899 6.1% 　 　 　 　 14,545 3.2%
ユビキタスS 1,267 9.9% 1,656 27.5% 2,923 19.2%
デバイスS 846 -35.6% 870 -34.4% 1,716 -35.0%
その他/消去又は全社 -373 赤縮 -526 赤拡 　 　 　 　 -899 赤縮

 

事業別営業利益（単位：億円）

　２Qでの事業別営業利益は、テクノロジーソリューション事業が60.7％増収、ユビキタスソリューション事業が黒字に転換、デバイスソリューション事業が26.7％減収となりました。

2019.03 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
テクノロジーS 40 -23.1% 438 10.6% 189 -35.9% 1211 5.4% 1,878 -0.7%
ユビキタスS 1 -98.2% -22 赤転 -186 赤転 2 黒転 -205 赤転
デバイスS 7 -79.4% 15 -60.5% 26 -38.1% -4 赤転 44 -67.4%
その他/消去又は全社 746 黒転 -274 赤拡 -317 赤拡 -572 赤転 -417 赤拡
2020.03 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
テクノロジーS 261 552.5% 704 60.7% 　 　 　 　 965 101.9%
ユビキタスS 45 4400.0% 152 黒転 　 　 　 　 197 黒転
デバイスS -77 赤転 11 -26.7% 　 　 　 　 -66 赤転
その他/消去又は全社 -195 赤転 -190 赤縮 　 　 　 　 -385 赤転

 

事業別売上高営業利益率

　２Qでの事業別売上高営業利益率は、主力のテクノロジーソリューション事業が前年同期5.9％→8.9％に改善し、ユビキタスソリューション事業が-1.7％→9.2％に大幅に改善、デバイスソリューション事業が1.1％→1.3％と横ばいとなりました。

2019.03 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
テクノロジーS 0.6% 5.9% 2.5% 12.7% 6.0%
ユビキタスS 0.1% -1.7% -15.1% 0.1% -4.0%
デバイスS 0.5% 1.1% 2.0% -0.4% 0.9%
その他/消去又は全社 -172.3% 67.5% 73.4% 139.9% 24.8%
2020.03 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
テクノロジーS 3.9% 8.9% 6.6%
ユビキタスS 3.6% 9.2% 6.7%
デバイスS -9.1% 1.3% -3.8%
その他/消去又は全社 52.3% 36.1% 42.8%

 

地域別売上構成（2019.03）

　地域別売上構成は、主力の日本が63.7％、EMEIA（欧州・中近東・インド・アフリカ）が20.0％、アメリカが6.3％、アジアが7.9％、オセアニアが2.1％となっています。

地域別売上推移（単位：百万円）

　２Qでの地域別売上高は、主力の日本が前年同期比14.0％増収となり、EMEIAが14.6％減収、アメリカが21.2％減収、アジアが20.5％減収、オセアニアが15.7％減収となりました。

2019.03 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
日本 522,593 -9.7% 607,484 -3.9% 603,228 -2.2% 783,727 2.6% 2,517,032 -2.9%
EMEIA 184,115 5.7% 190,903 0.8% 204,959 -1.3% 209,944 -8.1% 789,921 -1.2%
アメリカ 60,262 -11.1% 65,420 -5.8% 63,346 -2.4% 59,642 -20.3% 248,670 -10.2%
アジア 77,588 2.3% 82,222 -3.3% 85,544 -3.8% 66,854 -18.9% 312,208 -6.0%
オセアニア 23,099 -12.1% 20,858 -14.5% 20,241 -18.5% 20,408 -9.8% 84,606 -13.8%
2020.03 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
日本 533,793 2.1% 692,497 14.0% 　 　 　 　 1,226,290 8.5%
EMEIA 168,951 -8.2% 163,097 -14.6% 　 　 　 　 332,048 -11.5%
アメリカ 52,204 -13.4% 51,528 -21.2% 　 　 　 　 103,732 -17.5%
アジア 64,675 -16.6% 65,331 -20.5% 　 　 　 　 130,006 -18.6%
オセアニア 19,114 -17.3% 17,573 -15.7% 　 　 　 　 36,687 -16.5%

 

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