概要
ICカードリーダーを用いた決済サービス「スクエア」を手掛けるモバイル決済大手。個人間決済サービスCashApp、フードデリバリーのCaviar、事業資金前貸しサービスのSquareキャピタル、即時送金のインスタント・デポジットサービスなどもにも注目が集まり、同社アプリを通じてビットコインの購入も可能。
業績推移
通期業績(千ドル)
2019年度12月期の売上高は、前年比42.9%増の47億1350万ドル、営業利益は3億7544万ドルに黒字転換し、売上高営業利益率が前年同期-1.1%→0.6%に改善しました。
決算期 売上高 営業益 純利益 EPS 利益率
2017.12 2,214,253 -54,206 -62,813 -0.17 -2.4%
2018.12 3,298,177 -36,614 -38,453 -0.09 -1.1%
2019.12 4,713,500 26,557 375,446 0.81 0.6%
前年比 42.9% -172.5% -1076.4% -1000.0% -
四半期業績(千ドル)
第3四半期決算では、売上高が前年同期比139.6%増の30億3387万ドル、営業利益が53.7%増の4934万ドル、純利益が24.2%増の3651万ドルとなり、売上高営業利益率が前年同期2.5%→1.6%に悪化しました。
四半期 売上高 営業益 純利益 EPS 利益率
19.Q3 1,266,474 32,094 29,397 0.06 2.5%
19.Q4 1,313,429 17,348 390,940 0.83 1.3%
20.Q1 1,381,109 -90,288 -105,891 -0.24 -6.5%
20.Q2 1,923,625 -23,052 -11,478 -0.03 -1.2%
20.Q3 3,033,874 49,342 36,515 0.07 1.6%
前年同期比 139.6% 53.7% 24.2% 16.7% -
セグメント情報
売上構成(2019.12)
売上構成は、決済処理収入が65.4%、サブスクリプション・サービスが21.9%、ハードウェア販売が1.8%、ビットコイン販売が11.0%となっています。
事業別業績推移(千ドル)
第3四半期決算では、決済処理収入が前年同期比13.3%増収となり、サブスクリプション・サービスが59.9%増収、ハードウェア販売が25.4%増収、ビットコイン販売が1001.8%増収となりました。
セグメント 19.Q3 19.Q4 20.Q1 20.Q2 20.Q3 前年同期比
決済処理収入 816,622 832,180 758,101 682,572 925,294 13.3%
サブスクリプション・サービス 279,801 281,415 296,235 346,275 447,522 59.9%
ハードウェア販売 21,766 22,267 20,675 19,322 27,294 25.4%
ビットコイン販売 148,285 177,567 306,098 875,456 1,633,764 1001.8%
合計 1,266,474 1,313,429 1,381,109 1,923,625 3,033,874 139.6%
地域別売上構成(2019.12)
地域別売上構成は、米国が94.9%、海外が5.1%となっています。
地域別業績推移(千ドル)
8月6日時点で20年度第2四半期のデータが公表されていないため、前期までのデータを掲載。
第1四半期決算では、主力の米国市場の売上高が前年同期比43.6%増収となり、海外が51.0%増収となりました。
地域 19.Q1 19.Q2 19.Q3 19.Q4 20.Q1 前年同期比
米国 914,656 1,119,039 1,200,488 1,238,290 1,313,586 43.6%
海外 44,703 55,199 65,986 75,139 67,523 51.0%
合計 959,359 1,174,238 1,266,474 1,313,429 1,381,109 44.0%