概要
QCT(CDMA技術)事業では、CDMA用半導体が主力であり、その技術を生かし集積回路およびソフトウエアを開発している。QTL(テクノロジーライセンシング)では、数多くの特許からくるロイヤリティーが収益源となっている。
業績予測
通期業績(百万ドル)
2019年9月期決算では、売上高が前年比6.8%増の242億7300万ドル、営業利益が933.3%増の76億6700万ドル、純利益が43億8600万ドルに黒字転換し、売上高営業利益率は前年3.3%→31.6%に大幅改善しました。
決算期 売上高 営業益 純利益 EPS 利益率
2017.09 22,291 2,614 2,466 1.64 11.7%
2018.09 22,732 742 -4,864 -3.39 3.3%
2019.09 24,273 7,667 4,386 3.59 31.6%
前年比 6.8% 933.3% 黒転 黒転 -
四半期業績(百万ドル)
20年度第3四半期決算では、売上高が前年同期比449.2%減の48億9300万ドル、営業利益は85.3%減の7億8200万ドル、純利益は60.7%減の8億4500万ドルとなり、売上高営業利益率は前年同期55.2%→16.0%に悪化しました。
四半期 売上高 営業益 純利益 EPS 利益率
19.Q3 9,635 5,317 2,149 1.75 55.2%
19.Q4 4,814 701 506 0.42 14.6%
20.Q1 5,077 1,030 925 0.8 20.3%
20.Q2 5,216 991 468 0.41 19.0%
20.Q3 4893 782 845 0.74 16.0%
前年同期比 -49.2% -85.3% -60.7% -57.7% -
セグメント情報
売上構成(2019.09)
売上構成は、QCT(CDMA技術)が75.5%、QTL(テクノロジーライセンシング)が23.7%、QSI(戦略イニシアティブ)が0.8%となっています。
事業別売上推移(単位:百万ドル)
20年度第3四半期決算での事業別売上高は、QCT(CDMA技術)が前年同期比6.7%増収となり、QTL(テクノロジーライセンシング)が19.2%減収、QSI(戦略イニシアティブ)が83.3%減収となりました。
セグメント 19.Q3 19.Q4 20.Q1 20.Q2 20.Q3 前年同期比
QCT 3,567 3,611 3,618 4,100 3,807 6.7%
QTL 1,292 1,158 1,404 1,072 1,044 -19.2%
QSI 18 10 20 10 3 -83.3%
調整額 4,758 35 35 34 39 -99.2%
合計 9,635 4,814 5,077 5,216 4,893 -49.2%