クアルコム、第4四半期売上高見通し予想を上回る。ファーウェイとの和解が寄与

米通信用半導体大手クアルコム(QCOM)は29日、20年度第3四半期決算を発表し、売上高が前年同期比449.2%減の48億9300万ドル、営業利益は85.3%減の7億8200万ドル、純利益は60.7%減の8億4500万ドルとなり、売上高営業利益率は前年同期55.2%→16.0%に悪化した。

 同時に、第4四半期決算での売り上げ予想が、華為技術(ファームウェイ)との訴訟が和解に達したことが寄与し55億~63億ドルとなるとの見通しを発表している。これを受け、決算発表後のクアルコムの株価は、時間外で12%以上上昇している。

会社予想20.Q4
GAAP売上高$7.3B - $8.1B
非GAAP売上高$5.5B - $6.3B
希薄化後EPS$1.05 - $1.25
MSM chip shipments145M - 165M
QCT(CDMA技術)売上高$4.3B - $4.9B
QTL(テクノロジーライセンシング)売上高$1.2B - $1.4B